阪神タイガースに伝説のクローザー「藤川球児」が帰ってきた!

「阪神3-2中日」(18日、甲子園球場)

 虎党はこんな球児を待っていた。3-2の1点リードで迎えた九回、かつての絶対的守護神・藤川球児投手(35)が登板。阪神復帰後自己最速148キロをマークするなど、全球直球勝負で押しまくった。3人で仕留めて、日本では4年ぶり1341日ぶりとなる復帰後初セーブ。甲子園はこの日一番の大歓声に包まれた。

 火の玉ストレートがよみがえった。1点リードの最終回。守護神登場前から、甲子園は揺れていた。かつて幾度も経験した、しびれるような舞台。感傷的な思いは胸にしまい、球児はただ夢中で右腕を振った。

 「(声援は)聞こえました。後押しになりましたね。平常心でいこうと思っていましたけど、まだシーズンは長いので。誰かが疲れているときに、カバーできるようにね」

 先頭堂上に対し3ボールとなったが、表情一つ変えない。直球を2球続け、カウントを整えると、最後は高めの147キロで空を斬らせた。浮き上がるような火の玉だ。1死を奪うと、続く亀沢は3球で二ゴロ。あと1人コールが聖地に響く中、代打・野本を141キロで押し込み、中飛に打ち取った。

 「(直球は)まだもうちょっとです。夜の方が速く見える感じがある。ずっと昼に投げていたから。まだ鍛えてる途中なので。メンタルはしっかり持ってやっています」

 13球、すべて直球で勝負した。今季最速148キロを計測。完璧なリリーフで、12年9月15日・巨人戦(東京ドーム)以来、4年ぶり、1341日ぶりのセーブをマークした。

 「ナイスゲーム!」

 チームメートの誰もが目を丸くした。3月29日。神宮でビジター初勝利を挙げた夜だ。チームバスがホテルに到着すると、登板2日後で休日だった球児が私服姿で、帰りを待っていた。驚くナインをハイタッチで出迎え、喜びを分かち合う。球児らしさ全開でチーム一丸モードを高めた。

 この日もそうだ。マテオと鼻歌を歌いながら、グラウンド入り。試合前には、横山を鼓舞するように、語りかけた。「いいピッチングをしたら勝てる。大丈夫!」。試合後も、自分の結果よりも、後輩たちを思いやった。

 「横山と約束していたんでね。石崎もいいピッチングをしたし、それが一番うれしい」

 試合前から、マテオ、ドリスはコンディションを配慮し、登板予定なし。金本監督は「球児の経験にかけました、最後は」と起用を説明した。「中継ぎの方が向いているというところで、中継ぎにいって、あとは連投がきくかだけですね」。新守護神襲名については明言は避けたが、選択肢は広がる。残酷な敗戦から一夜明け。球児がチームを救った。

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